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The Computing Conference(Apsara Conference 2019)2019

Apsara Conference 2019は、Alibaba Cloudの最大の年次イベントで、
毎年、秋頃に杭州@中国(Alibaba本社)で行われているらしいです。
今年は、9/24-27 に行われます。
 

ちょっと、会社のお休みが何日取れるか不明な為、
未だチケットが取れない状態にいますが、 極力行きたいと思っています。

日程やチケットの購入は以下から
www.alibabacloud.com  

Apsara Conference 2019の気になるセッション

  • 5G + edge computing: the road to cloud computing(Breakout Session)
  • Best practices, support systems, and business patterns for IoT commercialization(Symposium)

エッジコンピューティングと5G(第5世代移動通信システム)

えと、「エッジコンピューティング」ってご存知でしょうか?
あまり訊きなれない言葉かも?
 
5Gは、TVとかでも取り上げられているので ご存知の方が多いかもしれないですが…

 
 
エッジコンピューティングは、言葉の通りで、
ネットワークのユーザ側の終端端末機器(スマホやIoT機器)のことを指します。
この終端端末機器で、行う処理の事をエッジコンピューティングと呼ぶらしいです。

そして、5Gは、
日本は未だ導入前ですが、資料を見ると革新です。(日本は、2020年春くらいに導入予定)

以下は、総務省から出ている資料です。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000579865.pdf

5Gの主な特性は以下と言われてますが、 通信容量が増えるどころの話ではないです。

  • 超高速
    • 最高伝送速度 10Gbps
      • 現在の移動通信システムより100倍速いブロードバンドサービス
  • 多数同時接続
    • 身の回りのあらゆる機器がネットに接続
      • 100万台/km²の接続機器数
  • 超低遅延
    • リアルタイム性。タイムラグが1ミリ秒程度の遅延

Edge Computing + 5G について、ちょっと考察

現状は、色々な処理をクラウド上で行うことが主流ですが、
5Gとなり、膨大な数のIoT機器からクラウドに接続される様になると、
クラウドリソースが枯渇することは無いにせよ

  • 処理
  • データ保存
  • インテリジェンス(AI)

などに 相当なリソースを使うことは想像が容易です。
(特に自動車や、産業機器、衣食住に関する分野)

つまり、
IoT機器など取得したデータをクラウド上で全て処理せず、
エッジ機器で処理するなど、負荷分散するアーキテクチャが主流になると思われます。

とは言え、現状のビジネスは、
データ駆動型の社会になるにつれ、クラウドとの通信は、今以上に必須になると思われ、
IoT機器とAIの組み合わせによるクラウドを媒介した、
ソリューション、サービスが今後、お仕事として増えそう。と思われます。